金属3Dプリントエンジン
Meltio Engine


金属3D造形システム構築用プリントエンジン
Meltio Engine

  ・ 金属ワイヤーと金属粉末材料に対応
  ・ 100%高密度金属造形
  ・ ロボットを用いた造形ボリュームの拡張
  ・ NC工作機械への実装によるハイブリッド製造



Meltio Engine Robot Integration
Large-Scale Metal 3D Printing Explained



柔軟なシステム構築を可能にする金属3Dプリントヘッド

Meltio Engineは、多関節ロボット、NC工作機械、門型マシニングセンタを使用して高密度金属部品の3Dプリントを
可能にする、金属ワイヤー溶融式金属3Dプリントヘッドです。Meltio社が特許を持つマルチレーザー技術によって、
1台のヘッドで金属ワイヤーに加えて粉末材料の使用にも対応します。

Meltio Engineは、ヘッド部とコントローラ部で構成されており、コンパクトなヘッド部は既存のロボットや工作機械に
簡単に装着することができます。造形ボリュームは、ヘッドを駆動する装置次第となりますので、必要に応じた構成を組む
ことで、あらゆる大きさで高密度金属部品を製作することが可能となります。

コントローラ部はサイドキャビネットほどの大きさで、既存設備の隣りに容易に配置することができます。金属部品の製作
ばかりでなく、部品の修理やレーザークラッディング、レーザー溶接、切断、テクスチャリング、研磨など、オールイン
ワンの積層ソリューションも可能にします。

100%高密度金属部品

Meltioで造形される金属部品は、100%の高密度金属部品の造形が可能です。金属ワイヤーと粉末を組み合わせて、あるいは
混合して造形することで、特殊な金属材料による部品製作にも対応します。また、特別に設計された積層ノズルは、アルゴン
ガスによるシールドを最適に制御して酸化を大幅に軽減、開放的な雰囲気下での金属3Dプリントが可能となります。

多様な金属材料と経済性

金属ワイヤーは市販のものを使用できるため、様々な種類の金属材料を、しかも安価に利用することができます。金属3D
プリンタで悩みの種となる材料費を低く抑えることできるだけでなく、金属ワイヤーは取り扱いが容易で、作業環境が
クリーンに保たれることも大きな利点です。

操作性に優れたソフトウェア

コントローラはタッチスクリーン付き大型ディスプレイを備え、使いやすいユーザーインターフェイスで各種の設定や高度な
制御を行うことができます。ネットワーク接続で、外部PCやタブレットからの制御も可能です。

造形システム構築例

Meltio Engine + ロボットMeltio Engine + NC工作機関
必要な造形ボリュームに応じたリーチを持つロボット
アームを用いて、Meltio Engine ヘッドを装着すれば、
造形サイズの制約を受けない大型金属部品用3Dプリント
システムが出来上がります。
Meltio EngineをNC工作機に取り付けることで、金属
3Dプリントによる造形と切削加工をひとつのプロセスで
行うことのできるハイブリット金属部品製造システムが
構築できます。


技術仕様

外形寸法 390 x 700 x 1025 mm (コントローラ)
202 x 297 x 784 mm (ヘッド)
重量 142 Kg (コントローラ)
15.5 Kg (ヘッド)
造形ボリューム (取り付け装置による)
レーザー出力 1200 W
レーザー波長 976 nm
レーザータイプ ダイレクトダイオードレーザー
対応ワイヤー径 直径 0.8 ~ 1.2 mm
ワイヤー供給 K200 スプール x 2巻 (オプションドラム有)
電源仕様 単相 200 V
消費電力 選択したオプションにより 2 ~ 5 kW
対応材料 ステンレス、軟鋼、炭素鋼
インコネル、チタン、銅(開発中)
粉末供給方式 外部フィーダー容器
対応金属粉末 粒子径 45 ~ 90μm
冷却方式 アクティブ水冷、インターロック
処理制御 レーザー・ワイヤー・粉末調整
インターフェイス USB、イーサネット
ワイヤレスデータリンク
オプション NC工作機械 統合パッケージ